トップ  > (ブログ)醸し人の覚え書  > 第4回 比翼鶴の蔵見学

第4回 比翼鶴の蔵見学

【醸し人の覚え書】

時々「比翼鶴さんは蔵を開けてないですよね」と訊ねられます。
屋台が入って、音楽を流して、といったお祭り的な蔵開きはやってませんが、いつでも蔵見学は出来ますよ。小学生から外国の方までたくさんの方が見学にいらっしゃいます。

うちの蔵は精米所から原料処理場、麹室(こうじむろ)、仕込部屋、槽場(ふなば)、焼酎の蒸留部屋、瓶詰工場まであらゆる場所を説明しながらご案内しています。もし、興味がおありでしたら和傘作業場もご覧頂けます。

ただ、蔵は製造工場ですから、靴を履き替えて頂いたり、場合によって(特に仕込時期)は手を洗って頂いたりして、清潔な状態での見学をお願いしております。だいたい、15分から〜1時間までお客様の要望で、蔵見学のみでなくお酒造りの説明やビデオを見たりしてお酒の勉強もして頂けます。人数も数名様から30名様くらいまでは対応出来ます。

11月〜12月にいらっしゃるお客様は秋洗いの風景が見れたり、精米している所を見れたりします。1月〜3月頃にいらっしゃる方には仕込風景をご覧頂けます。時間によっては作業風景をご覧頂けるかもしれません。お酒をしぼっていれば、しぼりたてのお酒を味わって頂くことも可能です。4月は桜がきれいです。5月〜10月のオフシーズンは仕込中には絶対に入れない麹室の中にご案内することが可能です。
注意事項ですが、いきなりいらっしゃっても対応出来ない場合があるので電話で予約して頂くようお願いしてます。それと階段が多いのでお年を召された方で足に不安のある方には少々つらいかもしれません。トイレも和式です。あと、紛い無きにも製造工場ですので蔵内での飲食はご遠慮いただいています(試飲場での試飲はもちろん出来ますよ)。

ただ、2月の城島酒蔵開きの時には蔵見学が出来ないので蔵を開けてないと思われてるのかもしれませんね。
蔵を見て頂くと分かるのですが、仕込中は人員的にも衛生面でも安全面でも対応出来ないのです(頑張って対応出来るようになれば良いなと思ってます)。イベント当日は蔵人全員でメイン会場を盛り上げております。比翼鶴はメイン会場でしぼりたての新酒を用意してますので、ぜひ味わってください。どういったとこでこのお酒が出来ているのか興味をいただいた方は、ぜひ造ってる所を見にいらしてください。お待ちしてます^^。


平成26年10月13日


比翼鶴酒造のFacebookページに「いいね!」を押して頂くとブログの更新をお知らせします。
このブログは比翼鶴酒造株式会社 常務取締役 二ノ宮啓輔の個人の意見や考えを書いております。

at 2014/10/13 19:22:53